私がセラピストとしての道を歩み始めた頃、 心の中には大きな葛藤がありました。 妊婦さんへの施術が「危険」とされ、 施術を断らざるを得なかった経験があったのです。
その時、担当してお客様が妊娠されて「関本さんに施術してもらいたい!受けられると思って来たのに」と寂しそうに帰られる姿を見て、胸が締めつけられました。
「妊婦さんだからこそケアが必要なのに、どうしてできないんだろう」という悔しさと無力感で、自分の仕事に自信を失いかけた時期がありました。
私は「妊婦さんを安心させられるセラピストになりたい」という思いを強く抱き始めました。
しかし、どこで学べばいいのか、何から始めればいいのか、途方に暮れる日々が続きました。
そんな私に光を差し込んだのが、横浜ポートサイド女性総合クリニック「ビバリータ」の院長であり、産婦人科医の清水なほみ先生との出会いでした。
清水先生が「妊娠初期にリラックスできるマッサージを受けられない現状を変えたい」という想いを語られたとき、私は自分の心が震えるのを感じました。
先生は、妊娠期の女性がどれだけ身体的・精神的に繊細な時期を過ごしているかを教えてくださいました。
そして、「安全で信頼できるマタニティケアが広まれば、どれだけ多くの妊婦さんが救われるだろう」とおっしゃったのです。
その言葉は、私にとって希望そのものでした。 「この道を進めば、私が提供できなかったケアを多くの妊婦さんに届けられる」と感じた瞬間でもありました。
自分の悔しさを希望に変えることができました。
そして、2000人以上の妊婦さんに携わり、また妊婦さんをサポートできるセラピストを育てる講師としての道を歩み始めました。
院長との出会いがなければ、私はきっと暗闇の中で立ち止まったままだったと思います。
そして、今では「妊婦さんに選ばれるセラピスト」として活躍する多くの生徒さんたちが、私と同じ悩みを乗り越えて羽ばたいていることに、大きな喜びを感じています!
この経験が、私のすべての原点です!
妊産婦ケアを学びたいと思う方には、 ぜひ「最初の一歩」を踏み出してほしいと心から願っています。
私がその道をサポートします!